つむぎ de ぶろぐ。

こんばんは～。
今日は寒い一日でしたね。
皆さんはお元気にしていますでしょうか。



2012年も、あともう少しで終わりですね。



=====

2011年の9月の事です。




車に轢かれていた状態で保護された、
白くて小さな、可愛いワンコが教室にやって来ました。
でも、事故の損傷で下半身が麻痺してしまい、
今後、四本の脚で走り回る事はおろか、
自力での排泄も不可能だという事でした。


その子は、今まで何て名前で呼ばれていたのか、
どこでどういう生活をしてきたのか、
僕にはわかりません。



そんな、この白くて小さな子は、
「ハッピー」と名付けられました。
多分きっと、

「これからはハッピーに生きていけますように」

って願いも込められていたんだろうなぅぁと思います。



ハッピーは、
ワン's パートナーの会の運営していた教室の
看板ワンコとして、みんなに可愛がってもらっていました。



損傷した部位の手術～退院をして、
不自由な足を引きずったまま、
それでもハッピーは元気に前足を蹴って教室内を走り回ります。
とても元気な子です。



でも、後ろ足には擦り傷が出来るようになってきました。



それでもハッピーは、走り回ります。



そんなハッピーに、
スタッフさんからプレゼントが届きました。





応急処置で作った…と仰っていたのですが、
いろんな部分をいろいろ工夫して作られた車イスでした。



ハッピーは走ります。
いつもよりもっと元気に走り回ります。





人はみんな繋がっていると思える事って、
きっと幸せな事で。

それは、このネットの世界、デジタルの世界でも。

ある日、とある会員さん宛てに、
メッセージが届きました。



一人の方は、
「ハッピーに車イスを作って、走らせてあげたい」

という方。


もう一人の方は、
「以前、飼っていた愛犬が事故で下半身不随になってしまい、
手作りで車イスを作った経験がある」という方。




どちらの想いも、目指す方向はひとつでした。





以前に愛犬に作ったという車椅子の動画をプロジェクターに映して、
会議をしたり。





ハッピー専用の車椅子作成を相談し合ったり。






黄色い車イスに代わって、
新しい車イスが完成に向けて作られていくようになりました。






クリスマスにはサンタになったり。





ハッピーは、お父さんである理事長の事が
とにかく大好きで。
理事長が忙しく外を走り回っている時は、
寂しくてキャンキャン泣いたり。



『ハッピー^^;;』
『むかしばなし聞かせてあげようか^^;;』

『むかぁ～し、むかぁ～し、あるところに…^^;;』




いつの間にか、クークー寝てくれたり。
僕ぁそのまま、自分の足を動かせない時間が続いたり(笑)





寒い冬には、
お父さんが、ぬくぬくのベッドを買ってくれたり。






それでも、
お父さんが乗る車のエンジン音が聴こえると、
飛び起きて、耳をピーンと立てて。



=====


ハッピーは先日、
虹の橋に行きました。



=====





今、振り返ってみると、
僕が現在、仲良くさせて頂いている人達との繋がりも、
ハッピーが繋げてくれた方々、多いなぁ。


その大切な人達とケラケラと、
笑顔で笑ったりしていられるのも、
ハッピーが繋げてくれたんだろうなぁ。


ありがとう、ハッピー。






世の中には、たくさんの数のワンコ達がいますね。
長生きするワンコもいれば、
哀しいかな、短く命を終えてしまうワンコもいるわけで。



でもね。
なんだかね。



例え短かったとしても、
その仔が、飼い主さんがとても愛してくれてた…とか、、
その仔が飼い主さんの事を、とーーーても大好きでいたら、

その仔はきっと、言葉では言い表せないくらい
ハッピーだと、僕は信じています。



ハッピー。

お父さんに出逢えてよかったね。






不思議だなぁ…と思うのですが、
もちろん人間もですが、
人間も、犬も猫も、
こういう、天国に逝ってしまう別れって、
もちろん涙ぐちょぐちょになるくらい哀しいのですが、


なんだろうなぁ…。
一番、どの言葉を伝えたいか…
どの言葉がしっくりくるか、考えると、


やっぱり、



「ありがとう」



って言葉が、一番しっくりきます。





ハッピー。






ありがとう。






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