2011年02月12日
聖太郎のこと。
こんばんは!
今日も一日、お疲れ様です。
さて。
早速ですが、「琉球怪談」^^;;
買ったのは良いものの、
チキンな僕は、なかなか読むことが出来ないまま、
数日を過ごしていたのですが、
今日こそは読もう!!
~と、勇気を振り絞って読み始め。
一気に読み終えましたさ~。
怖い話しのオンパレードだと思って読み始めたのですが、
癒される話しもあったりで、少し涙そうそうしたり。
そんな、涙そうそうな物語を読んでいましたら、
昔、実家で暮していた犬の事を思い出しましたよ。
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以前にも書いた内容ですが、
つむぎも うららも、出逢うずっと前の話しです。
僕が仕事を始めて、まだ間もない、
20代前半の頃の話しです。
僕は物心ついた頃から、
犬や猫たちと近い距離で暮していたのですが、
ずっと一緒に暮らしていた犬が、
老衰で亡くなったんですよ。
それから…。
ちょっと、家の中にポッカリと穴が開いたようになりました。
~でね。
ビーグルを迎える事にしました。
ビーグルを迎えた理由は、僕が子供の頃から、
「大きくなったらビーグルを飼おう!」
~という夢からです。
名前は、
「いつか僕に子供が出来て、男の子なら、
この名前にしよう!」
~との理由から、
"聖太郎(しょうたろう)"と名付けました。
~それから、数年後の話しですが。
僕が、内地に目を向けていたんです。
しかし、内地は遥か海の彼方です。
今と比べると、まだまだそう簡単には行ける場所ではありませんでした。
~で、とりあえず、親に相談です。
(お金の相談じゃないですよ)
僕
"かーちゃん。俺、内地に行ってもいい?"
かーちゃん
『駄目』
終了(笑)
~でも、
これで僕がすんなりと納得するはずもなく(汗)
書き置きもせず、
家出をしたんです。
内地に着いたら、
公衆電話から実家に電話をして、
「もしもし、俺だけどさー。」
「今、東京にいるけど仕事も見つけたから心配しないでね~」
~で、その、
家出をした時の事なのですが。
聖太郎は、よく吠える犬でした(笑)
でもね。
まだ夜も明けない、真っ暗な時間、
バッグに着替えやらを詰めて、こっそりと玄関を出た僕。
聖太郎が、
もぞもぞと犬小屋から出てきたんですよ。
いつもなら、
僕を見る度に
「ワン!ワン!」
「ワオーーーン!!」
そりゃもう、遠くまで響き渡るような声で、
吠えまくる聖太郎です。
"…ヤバい(汗)"
"家族が起きてしまうっ(滝汗)"
ヒヤッとしたのですが。
不思議にその時、聖太郎は一言も吠える事はありませんでした。
僕は、聖太郎の前でしゃがんで、
聖太郎の目を見ながら、
"聖ちゃん。
俺さ。これから東京に行ってくるよ。"
"お前に頼みたいことがあるんだ。"
"俺が居ない間、
家族を守っててくれないか"
その時の聖太郎の顔は、今でも覚えています。
東京に発つ飛行機の機内で、
僕は聖太郎の顔を思い出して、顔がグシャグシャになるくらい、
泣いていました。
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内地では…。
2年位したら沖縄に引き返すつもりでいたのですが、
あっと言う間に月日は流れ。
東京から…
たまに実家に電話をすると、
受話器の向こうから聞こえてくる、
聖太郎の声が、なんだか嬉しくてさ。
いつの間にか、
東京は僕にとって、第二の故郷と呼べるくらい、
内地での暮らしは長くなっていました。
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そんな…。
僕が家を出て、ちょうど10年くらい経った頃でしょうか。
珍しく、母親から一通の手紙が届きました。
「拝啓」
…から始まる、その手紙の内容は、
聖太郎が亡くなったとの知らせでした。
僕が居ない間、
妹二人も結婚をして、子供たちに囲まれる生活になって。
…その、10年の間、
聖太郎は、
立派に僕ら家族を守ってくれていたんだと思います。
聖太郎の最後の夜は、
結婚して行った妹家族たちも全員やって来て、
みんなで夜通しで、横たわる聖太郎をさすってやったり。
食事も出来なくなってしまっていたので、
僕の妹が、
妹
「聖ちゃんの好きなオヤツ買ってこようか」
~と、犬用オヤツを買いに出かけようとしたところ、
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「行かないで」
「僕はもう、食べる事ができないから」
「だから、行かないでいいよ」
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…という声が、
弟(妹の旦那)に聞こえたんだそうです。
「聖ちゃんが、そう言ってるから…」
~と。
その、ほんの数時間後、
聖太郎は、家族みんなに看取られて逝きました。
「今度、帰省する事があったら、
形見を持って行きなさい」
~そう締めくくられた手紙でした。
もちろん僕ぁ…、すぐに実家に電話して、
鼻水だーだー流しながら、声にならない声で、
「ありがとう」を何十回言った事か。
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・・・
~それから数ヵ月後の事ですが、
僕ぁ、数日間、帰省をする事にしました。
聖太郎の形見を引き取りに…という目的もあったのですが、
やっぱり、形見は実家に、そのままにしておこう。
そこが聖太郎が大好きで暮らしていた家だったんだから。
そう思い、形見は置いていく事にしました。
・・・
帰省も最終日。
明日東京に戻る…という夜の事でした。
そろそろ寝よう…とした、僕の横っちょに、
誰かいるんです。
"聖ちゃんか?!"
そこには、
聖太郎が居ました。
怖いなんて気持ちはどこにもなくって、
なんだか、とても嬉しくてね。
"聖太郎…"
"お前さぁ…"
"あの時の約束、守ってくれたんだな。"
"本当にありがとう"

誰も知らない、
僕と聖太郎だけしか知らない、
二人だけの約束です。
ココロが通い合うって、とてもありがたいなぁ。
とても素敵な事だなぁ。
聖ちゃん。
俺は、お前に寂しい思いをさせちゃったのかもしれんな。
本当にごめんな。
俺さ、
聖ちゃんや、うららの分も、
俺は今、この子たちを大切にしようってさ、
ココロに決めているよ。
ありがとう。

今夜は寒い夜ですが、
温かそうに寝ている、つむぎとまーぶるを見つめながら、
天国で暮している家族たちの事を思い出す、
ココロの温かい夜ですよ。
明日も良い一日でありますように。

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Posted by つむぎのぱーぱー at 00:57│Comments(8)
│家族。
この記事へのコメント
Posted by がる at 2011年02月12日 01:39
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>がるっちー こんばんは! コメントありがとう~m(_ _)m いやいや、恐縮でございますよ^^;; でもさー。 そーいう事ってあると思うんだよなぁ。 ありがたいと思ったり、嬉しくなったりするんだよなぁ。 人生、ありがとうだらけですな^^ |
Posted by つむぎのぱーぱー
at 2011年02月12日 01:56

Posted by kohara at 2011年02月12日 11:47
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大好きな家族に看取って もらって聖太郎ちゃんも 幸せだったんでしょうね 通じ合ってるって良いですね~ 天国からパーパー 聖太郎ちゃんに見られてますよ~^^ それと、パーパー 若い頃、家出してたんですね 家出の朝の聖太郎ちゃんとの 約束の場面、想像してたら なんだか羨ましくなりました。 情熱的な若いパーパーとも 逢えた感じがします。 情熱的な中年のパーパーも 素敵ですよ~^^v |
Posted by レインボー丸
at 2011年02月12日 17:35

Posted by あーや at 2011年02月12日 20:02
Posted by ねぼすけ♪ at 2011年02月12日 23:56
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うう~(T-T) 涙ぽろぽろです。。 いつもステキなお話し。ありがとうございます。 心が浄化されました。 日々、周りの人への感謝の気持ちを忘れずに生きる ぱーぱーさんの生き方。大好きです。 私も一日一日を大切に。感謝の気持ちをもってすごします。 |
Posted by みーくま at 2011年02月13日 14:46
Posted by つむぎのぱーぱー
at 2011年02月13日 21:00

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