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2008年01月10日
届け物。
戦争を体験した、
僕のばーちゃんの話しですが。
(突然)
戦時中~戦後と、
一緒に苦労をしてきたご友人(同じく、ばーさん)とは、
遠く離れて暮らす様になっても(うるま市と糸満市)、
僕のばーちゃんは、
「あのオバーには、大変助けられたんだよ~」
と、子供の頃によく話しを聞かせてくれました。
沖縄が日本に復帰して、まだまだ間もない頃です。
ある日、何十年ぶりかわからないけど、
その、糸満市で独り暮らしのばーちゃんが、
病で倒れてしまったとの手紙が届きました。
手紙が届いた翌朝、
ばーちゃん、朝早くに起きて、
たくさん作ったご馳走を重箱に詰めて、風呂敷に包んで。
字が読めないばーちゃんは、
「読めなかったら聞けばいいさー」
と、路線バスに揺られて。
当時は高速道路なんてまだ整備されていないし、
路線バスだって、古~~いバスだったので、
かなり時間がかかったのんじゃないかと思います。
糸満市まで行って、そこで、そのばーちゃん家を、
道を行く人に手紙の住所を読んでもらって、尋ねて尋ねて、
やっとこさ、ご馳走を届けて、その寝たきりのばーさんは、
とーても喜んでくれたという話しは、うちのばーちゃんの自慢のエピソードです。
とーてもアクティブなばちゃんでした。
(他にもたくさんあるのですが、それはまた後日)
~で、そんなばーちゃんに育てられたからなのか、
僕も、美味しいもの、食べたいものを欲しがっている人がいるとしたら、
たまたまソレが僕の手元にあるとしたら、
ルンルンで持って行く習性があります(笑)
だって、食べ物は、
喜んで食べてくれる人に食べて欲しいし。
~なわけで、
今日は、不養生な薬屋さんに、
あるモノを届けに行きました。
つむぎさんも乗せて、車はぶーん
降り立った、その街は、
つむぎさんにとっては初めて歩く街なのですが、
僕にとっては、以前暮らしていた街です。
暮らしていた頃は、薬屋さんの前を毎日歩いていたのに、
声をかけた記憶も、顔を見た記憶すらないのに、
その街を出て、遠く離れた場所から、今こうやって仲良くさせて頂いているというのも、
なんだか不思議なもんです。
薬屋さんの場所とは、あえて離れた場所に車を停めて、
あっちこっちキョロキョロと、
おのぼりさん状態で歩くつむぎさんを見るのが楽しいです。
…やっとこさ、薬屋さんに着いて、
届け物をお渡しして、つむぎさんも挨拶をして。
僕
「じゃあ、またです~^^」
薬屋さんは
「え? もう帰っちゃうの?」
と言ってくれたのですが、
いいのです。これで大満足なのです。
帰りに、大好きな我如古そば寄って、
食べて帰りましたさー。
大盛390円! 肉がトロトロ~。
特盛(490円)頼めばよかった…。
我が家に着いて、家事やらなんやらをして、
つむぎさんと夜の散歩して、ちょい疲れた水曜日でした。
でも、気持ちのいい水曜日でした。
皆さんも、良い夢をば。
Posted by つむぎのぱーぱー at 01:39│Comments(2)
この記事へのコメント
Posted by 不養生な薬屋 at 2008年01月10日 12:22
Posted by つむぎのパーパー at 2008年01月12日 07:58
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