生きている者たちの、つとめなのかも。

つむぎのぱーぱー

2012年01月16日 00:55

こんばんは。
今日も一日、お疲れ様でした。

今日の沖縄は一日、雨でしたねぇ。
途中、凄い勢いで雨が降ったり…。
その中でも仕事にいろんな活動に頑張っていらっしゃった方々、
お疲れ様でした。




さて。
前の記事にも書きましたように、
僕は親戚のおばちゃん達や、実家の家族を乗せて、
伯母の面会に行ってきました。

伯母は、強い痛み止めを輸液しています。
その薬が効いている間は意識が朦朧としていて、
ほとんど会話にならない状態が続くのですが、
今日は、その薬が「これから効き始める」前の、ほんの少しのタイミングで、
ほんの少しですが、会話をする事が出来ました。



伯母は、もともと人を笑わせたりするのが好きな性格なのですが、
今日もこんな状態の中、面会に来てくれた人達を笑わせようと、
簡単ですが、ギャグを飛ばしたり。
僕らは、それに笑ったり。




なんだかね。
もちろん、それぞれの人の中に、
沈みがちな気持ちを持っている場面なのでしょうが、
伯母の言葉に、みんな笑ったり。
やわらかな笑顔や空気に満たされたような、病院の一室でした。



そんな中、伯母が僕の顔を見つめて、


『○○さんは、元気やんな~?』



たまに僕の実家に遊びに来てくれる
友人の名前を口にしました。




『ん? うん。元気だよ~^^』



伯母
『…そうねぇ…^^』

『友達は、大事にしなさいよ~』




ありがとう、おばさん。
友人に伝えておくよ。










僕が子供の頃から、
いつも気にかけてくれていて、

ありがとう。



=====


僕の母親は、母が生まれてからずーーーっと、
伯母とは双子の姉妹みたいな関係なので、
僕らは、母親の事も心配で、
母親には、伯母の癌の事、ちゃんと話せないままでいたのですが、




『…あの病気は…』

『とても痛いらしいからねぇ…』


『痛みが取れただけでも、本当によかったさぁ…』





『癌』という病名こそ口にはしませんが、
現在の事、これからの事を、
母親なりに静かに受け止めているようでした。



=====


伯母のベッドの周りには、
僕や母親や、妹家族が集まってきます。
息子夫婦、その子供たち、孫たちが集まってきます。
島の遠いところからでも、親戚が集まってきてくれます。


伯母の人柄が、みんなにくれた愛情が、
こうやって、ひとつの形になって表れているような気がしました。





もちろん今は、現在出来る事を頑張るだけですが、
旅立つ人を、見送ってあげるのも、
僕ら、生きている者たちの、つとめなのかもしんないなぁ。
旅立つ人から今までもらってきた、たくさんの愛情なんだから、
そりゃもちろん、寂しい気持ちはたくさんあるけれど、

僕らは、たくさんの愛情で、
見送ってあげなきゃいけないかもしんないなぁ。



それも…親孝行なのかもしんないなぁ。
命のバトンなのかもしれないなぁ。







『おばさん、また来るからね^^』





伯母さんに、また来ると約束の声をかけて、
僕らは病院から戻って、実家の家族を降ろして、
僕はそのまま、面会に来てくれたおばちゃんを送り届けに、
本島北部へ向かって。



=====



一人、自分家に帰ってきて、どっと疲れが出て、
目はトロ~ンとしたまま、ボーッとしていましたらば。
伯母の症状を心配してくれている友人が訪ねてきてくれました。




今日の症状を話して、
しばらく二人でボーッとテレビを見ていたのですが、


友人の
『この俳優は、あーでこーでさー』
『こないだテレビでやってたアレが、面白くてさー』





なんだかね。
たわいもない会話だったのだけれど、
少しでも和ませてくれようとしてくれたのかな。
友人に、感謝です。




僕らは、日々の中、たくさんの愛情の中で生きています。

だからきっと、幸せなんだろうと、思います。





明日から、新しい一週間ですね。
皆さんも、元気で笑顔がたくさんな一日をお過ごしくださいね。






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