あいたい星(ぼし)の お話し。その3

つむぎのぱーぱー

2010年12月21日 17:39



前回のお話

あいたい星のお話し その1

あいたい星のお話し その2






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山の中にヒッソリと立つ、小さな家の上に、




あいたい星がやってきました。




『おおー!』

『来たか来たか!!』




家の中から飛び出してきたのは、
ひとりのおじいさんでした。




おじいさんは、
毎年、毎年、


この星がやって来るのを
ずっと待ちわびていました。






『お星さんや…』

『お前が来るたびに、わたしは元気をもらっているよ』




『じゃが、
お星さんが帰ると、わたしは寂しくて寂しくて…』










『ずっと、その繰り返しじゃ…』





『お星さんよ…』









『わたしを一緒に連れてっておくれ』




おじいさんは、あいたい星に
自分を連れて行ってくれるよう、お願いしました。








次回、最終回です~m(_ _)m





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