2007年12月13日
女の友情に幸あれ。
前回までのあらすじより。
夜の帝王にその手腕を買われ、
"高級クラブ つむぎ"をオープンしたつむぎママであったが、
過労で倒れてしまい、長い入院生活からやっと戻った時には、
"高級クラブ"は既に、"まじゅ"という店の名に変わっていたのであった。
女の戦いに疲れ、
つむぎ
「海が…」
「海が見たいわ…」
一人、誰もいない冬の海にやってきた、つむぎであった。
(BGM 越冬つばめ)
小さなあぶく銭での暮らしだったけど、
あの、赤いのれんのママが、
あたしにはちょうどよかったかもしれないわ…。
みんなは…
みんなは元気にしているのかしら…
!!!
あの!!
あの、巻いた尻尾と ふたつのつむじは!!
もしかして…!
ルビ子じゃない?!!
ルビ子
「…!
その声は、つむぎじゃない~!!!!」
つむぎ
「ルビ子~~~!!!」
ルビ子
「つむぎ~~~!!!」
あはははははは
うふふふふふふふ
(少女漫画でよくある、手を取り合ってクルクル回るアレをやってます)
ルビ子
「それにしても懐かしいわね~!!」
つむぎ
「そうねー。みんなの事は、ルビ子の方が詳しいんじゃない?」
あたし達、いっつも、KAHO園長に叱られていたわねー(笑)
「あなた達は、園で一番の暴れん坊ですっっ!」
なんてねー(笑)
ルビ子
「そーそー。
ガブとアルは、今じゃあ7人の子供と、近々孫が生まれるらしいわよっっ!!」
つむぎ
「ええっ!
でもあの二人、おしどり夫婦だったしねぇ^^」
「~で、ルビ子の方は、どうなの?」
ルビ子
「あたしはね…。
長い間探していた、妹が見つかったのよ…(うるうる)」
「"あいたい"のスタッフが見つけてくれたの…」
つむぎ
「ええっ!
テレビの"あいたい"で応募していたアレ?
徳光がいつも泣いてる番組でしょう?」
ルビ子
「そうなの。もうすぐ会えるのよ。」
「これからはいつまでも仲良く二人でガブガブするわー!^^」
こんな感じよ~!
ルビ子
「…ところで、つむぎの方はどうなのよ?」
「半パンの若作りおやぢは今も元気なかしら?」
つむぎ
「元気よー。未だに見栄張っちゃって、半パン履いてるわー(笑)」
ルビ子は、気付いていた。
つむぎの表情が、どことなく冴えていなかった事を。
つむぎは、あえてそれを口に出そうとはしなかった。
いや、出す必要がなくなったのかもしれない。
幼い頃からの友人に会えて、
昔の自分を取り戻せた様な気がしたのだ。
ルビ子
「あ。パパが迎えに来たわ。
そろそろ行くわね」
つむぎ
「そう。ありがとう。
ルビ子、短い時間だったけど、とても楽しかったわ」
ルビ子
「つむぎ…。
マイペース マイペース! 元気出して生きていきましょう!」
つむぎ
「ルビ子もね。
また会える日を楽しみにしているわ…」
つむぎの瞳は、ルビ子を乗せた車をずっと追っていった。
見えなくなるまで。
ありがとう、ルビ子…。
自分に戻ってみよう。
自分らしく生きてみよう。
そう思える様になった つむぎであった。
つづく
夜の帝王にその手腕を買われ、
"高級クラブ つむぎ"をオープンしたつむぎママであったが、
過労で倒れてしまい、長い入院生活からやっと戻った時には、
"高級クラブ"は既に、"まじゅ"という店の名に変わっていたのであった。
女の戦いに疲れ、
つむぎ
「海が…」
「海が見たいわ…」
一人、誰もいない冬の海にやってきた、つむぎであった。
(BGM 越冬つばめ)
小さなあぶく銭での暮らしだったけど、
あの、赤いのれんのママが、
あたしにはちょうどよかったかもしれないわ…。
みんなは…
みんなは元気にしているのかしら…
!!!
あの!!
あの、巻いた尻尾と ふたつのつむじは!!
もしかして…!
ルビ子じゃない?!!
ルビ子
「…!
その声は、つむぎじゃない~!!!!」
つむぎ
「ルビ子~~~!!!」
ルビ子
「つむぎ~~~!!!」
あはははははは
うふふふふふふふ
(少女漫画でよくある、手を取り合ってクルクル回るアレをやってます)
ルビ子
「それにしても懐かしいわね~!!」
つむぎ
「そうねー。みんなの事は、ルビ子の方が詳しいんじゃない?」
あたし達、いっつも、KAHO園長に叱られていたわねー(笑)
「あなた達は、園で一番の暴れん坊ですっっ!」
なんてねー(笑)
ルビ子
「そーそー。
ガブとアルは、今じゃあ7人の子供と、近々孫が生まれるらしいわよっっ!!」
つむぎ
「ええっ!
でもあの二人、おしどり夫婦だったしねぇ^^」
「~で、ルビ子の方は、どうなの?」
ルビ子
「あたしはね…。
長い間探していた、妹が見つかったのよ…(うるうる)」
「"あいたい"のスタッフが見つけてくれたの…」
つむぎ
「ええっ!
テレビの"あいたい"で応募していたアレ?
徳光がいつも泣いてる番組でしょう?」
ルビ子
「そうなの。もうすぐ会えるのよ。」
「これからはいつまでも仲良く二人でガブガブするわー!^^」
こんな感じよ~!
ルビ子
「…ところで、つむぎの方はどうなのよ?」
「半パンの若作りおやぢは今も元気なかしら?」
つむぎ
「元気よー。未だに見栄張っちゃって、半パン履いてるわー(笑)」
ルビ子は、気付いていた。
つむぎの表情が、どことなく冴えていなかった事を。
つむぎは、あえてそれを口に出そうとはしなかった。
いや、出す必要がなくなったのかもしれない。
幼い頃からの友人に会えて、
昔の自分を取り戻せた様な気がしたのだ。
ルビ子
「あ。パパが迎えに来たわ。
そろそろ行くわね」
つむぎ
「そう。ありがとう。
ルビ子、短い時間だったけど、とても楽しかったわ」
ルビ子
「つむぎ…。
マイペース マイペース! 元気出して生きていきましょう!」
つむぎ
「ルビ子もね。
また会える日を楽しみにしているわ…」
つむぎの瞳は、ルビ子を乗せた車をずっと追っていった。
見えなくなるまで。
ありがとう、ルビ子…。
自分に戻ってみよう。
自分らしく生きてみよう。
そう思える様になった つむぎであった。
つづく
Posted by つむぎのぱーぱー at 02:19│Comments(5)
│つむぎママ物語。
この記事へのコメント
Posted by kuuga at 2007年12月13日 03:01
Posted by へご at 2007年12月13日 08:38
Posted by ma- at 2007年12月13日 09:27
Posted by NM at 2007年12月13日 09:57
Posted by つむぎのパーパー at 2007年12月14日 00:39
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